月下凡人

Twitterで書けない長文を書く為の場所 アニメ・ゲーム・スポーツが中心

BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館 感想

バンドリ!初の武道館公演

 8/21、BanG Dream! 初めての武道館公演は平日開催。

タイトルにはプロジェクトとしての正式名称を用いたが

以下では出演バンドであるPoppin`Party(ポピパ)のライブとして記していく。

また、ライブ当日の感想と共に

バンドリ!やポピパとの関わりについても記していきたい。

 

平日の武道館、

お盆休みの直後ということで当然フルで休める訳もなく

半休を使い新幹線に乗り東京へ。

雨続きという東京はとても暑い、そして熱い日であった。

 

物販は諦めていたので夕方18時30頃に友人と合流して会場へ

なぜかもう買えない(?)はずであった物販が開放されていた為、

見てみる事に。

 

多くのグッズは売り切れていたが

ぬいぐるみとキャラリウムというストラップのような物を購入。

 

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10種からランダムのキャラリウムの結果は・・・りみりん!

CD封入の特典もりみりんが多い。どうも好かれているようである。

ちなみに私の推しはおたえである。

 

その後、正面の写真を撮り

フラスタを眺めながら入場

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 入場時に渡された冊子に混じってWSが1パック入っていた。

なかなか太っ腹である。

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座席はアリーナ東の12列目

13列までしかなかったのでほぼ最後列である。

平面が長いアリーナは下手をするとスタンドの方が見えやすいという事も往々にしてあるがこの日の武道館に至ってはそんな心配は無用であった。

後に触れるが南を一応の正面とはしているが、どこからでも見やすいように配慮がなされていた。

武道館を一番活かせるのはもしかしたらこのスタイルなのかもしれない。

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とかくこれで後は開演を待つのみとなった。

 ポピパの武道館公演が始まるのである。

 

バンドリ!との出会いと武道館までの道のり

余談になるが、私がバンドリを知ったのはアニメが始まった後で

アニメを見てゲームを始めてCDを買ってライブ映像を見て・・・という流れである

同じような人は少なくないと思う

そして

7/8 「Road to 武道館」上映会(名古屋)

7/22  OVA上映会&ミニトークショー(名古屋)

を経て武道館に辿り着いた。

 最初見た時はここまで嵌まるとは思っていなかったし、

ライブも近くに来たら~位で考えていたが、ライブ映像を見て一気に気が変わり

アニメBDを予約した。

武道館決定!という喜びは味わえなかったが、

アニメからの流れを並走できたのは非常に大きかったように思う。

しかし、まさか平日に無理してまで見に来ることになるとは、解らない物である。

 私もようやく、生で彼女達のライブを観られるところまで辿り着いたんだなぁ、

という感慨も少々。

 

ハピネスとミラクルをのせたライブの幕開け

360度ステージを囲むように張り合わされた、壁になっていたモニターが上がり

ときめきエクスペリエンス!』が始まる。

ライブ映像が無い訳では無かったのだけれど、なかなか目に出きないでいたこの曲から始まりいきなり最高潮で大興奮!

ステージが回り出して、あいみんが「Road to 武道館」(の中?)で言っていた

回るステージでアニメのOPを再現したい、がまさに目の前で起こっていて鳥肌が立った。

間奏のさえチがかっこ良すぎて完全にやられた。

そして間奏明けの"もしも"~"進めポピパ!"で、今までにないような感覚に襲われた。

これは何かと思って言い表す言葉を探したら、それはエモい、だった。

最高にエモい。これだ。

曲を聴いている時でもここはいいな~と思っていたが、生は格別だった。

とにかく武道館ライブは最高の形で始まったのである。

 

その後、メドレーに入って行くのだが

持ち歌が少ない事を自嘲気味に(?)あいみんが語っていた事を思い出し

メドレーにしなければならない位曲も増えたのだな、と思った。

夏に相応しく三々七拍子でみんなで盛り上がれる『夏空SUN!SUN!SEVEN!』。

ライブをより加速させて行く『ぽっぴん’しゃっふる』。

そして、一番聴きたいと思っていた『1000回潤んだ空』。

一番好きな曲は?と聞かれたら迷わず『1000回潤んだ空』だと答える。

メドレーだとフルで聴けないから残念、という気持ちがない訳ではないが

それなら他の曲を削ってでも演って欲しかったか?と思えばそうは思わないし、

またはそれで演らない可能性もあったと考えると聞けただけで感涙ものである。

これはまたエモ・・・。

あいみんの歌声が反則なんだよなぁ。

この曲は聴けば聴くほど良さがどんどん深まっていくと思うので

また是非聴きたいものである。

メドレーというと忙しいイメージもあるが、しっかり一曲一曲を堪能できる

丁寧な作りだった。

 

アニメを意識したライブ

ここからアニメを再現した形で曲が披露されていくのだが

前後もあったもんじゃない事を突然書いてしまうと

ライブ全体がアニメを意識した作りになっていたと思う。

最初はアニメOPで始まり

本編ラストは『夢みるSunflower』で締められ

最後はアニメED曲で終わる。

アニメという翼を得て辿り着いた場所、また私含めそこからのファンに沿った構成であり、

ここが一つのサイクルの終わりであり始まりであるという潔さのような物を感じた。

アレンジ等を加えたりしているのもすごく良かった。

『STAR BEAT!~ホシノコドウ~』は情感たっぷりでまた涙。

 

なくさないけど頼らない

面白い導入から始まったこの日唯一のカバー曲は『光るなら』。

カバー曲が一曲だけというのは、さっきも書いたがもうカバー曲に助けてもらわなくても十分にセットリストが組めるという事である。

それでも演ったのは、これもスタイルの一つであり彼女達のライブの一つの形という事だろう。

しかも毎回違う曲を仕込んでくるのが凄いところだ。

そこからキャラソンメドレーが始まるのだが、ここでステージの使い方についてまた触れておく。

他の色々な曲でもだが、ステージはかなりの頻度で回り、メンバーも色々な所に動く。

キャラソンも各キャラが東西南北色々な場所に現れるので、どこにいても楽しめたと思う。

どんな人にも見て欲しい、届いて欲しいという作り手の気持ちが伝わるいい作りだった。

各キャラの良さが光っていたキャラソンだが、やっぱりさえチはカッコ良かった。

 

キャラソン後に披露されたアコースティックコーナー。

走り始めたばかりのキミに』は予想できたけど
『Yes!BanG_Dream!』は完全に予想外だった。

始まりの曲で否が応でも盛り上がる曲。

それをこの形で出してきたことに、このバンドの器の大きさを感じた。

会場もしっかりとそれに応えていたのが好印象だった。

 

新曲と終演

どこでも披露されていない新曲を演ると言い出したので

これがライブだ!!予定調和の、応援の決められたライブなんてクソくらえっ!!

とガッツポーズしながら思ったとかなんとか。

曲のタイトルが決まらないまま、アレンジが後で変わる、そんなのもバンドのライブだ。

新曲はかなりカッコいい出来で、まだまだ拡がるポピパの可能性を感じさせてくれた。

拳を突き上げてオーオー言うのにペンライトは不要だった。

夢の武道館に辿りついた5人は『前へススメ!
そして『夢みるSunflower』を歌い切り奇跡に溢れた時間は終わった。

と思ったら、すぐにVが始まって

なんとアンコールをV中に要求するという斬新なスタイルw

苦笑しながらもアンコールしちゃうよね。

 

アンコールは

OVAで使われた『八月のif』。

はっしーの歌声が映えていた。

そしてラストは『キラキラだとか夢だとか〜Sing Girls〜』。

この曲の一体感も相当なもので、カウントダウンは特に盛り上がっていたように思う。

銀テープも飛んできてジャンプでキャッチ。

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最後、メンバーは各所でピックを投げてプレゼントして

モニターがまた降りてきて壁になるまで手を振ってくれていた。

最高の時間が終わった。

 

メンバーごとの感想など

MCも含め個々の感想を書けていないのでここで

 

・あいみん

MCでリーダーらしい事ができていないといい、珍しく涙を見せたあいみん。

舞台裏の事までは解らないけど、メンバーの感謝を見ると立派にリーダーをしていたって事だと思う。

ここ以外は本当にずっと笑顔で、その笑顔がすごく魅力的。

これも 「Road to 武道館」の中だと思ったのだけれど、

ボーカルでバンドの印象が決まって責任重大というような事を言っていた気がするので

笑顔の裏のその重圧は相当なものだったと思う。

さえチやはっしーの歌も好きだし上手いと思うけど、

ポピパにはやっぱりあいみんの声がしっくりくるし、あいみんじゃなきゃダメなんだなぁと思わせてくれる。

 

ずっと歴史を知っているだけに苦労も、そして喜びもきっと人一倍。

武道館公演、本当におめでとう!

 

・さえチ

ギターを弾けばカッコよくて、髪を振り乱しながらのプレイはパワフルで

それなのにジャンプすると足が折れてかわいい女の子で

MCではすぐに泣いてしまったり

なのになのに歯ギターしちゃったりw

印象的なのはやっぱり笑顔で弾いているところだった。

映像でもそうだったけどこの日もそれは変わらなかった。

ギターを弾く事を、そしてライブをする事を心から楽しんでいるような

さえチの笑顔が大好き。

歌声ももっと聴ける機会が増えると嬉しいかな。

 

・りみりん

りみりんも笑顔で弾いちゃうところは同じなのだけど、

敬語交じりのMCやその笑顔とプレイとのギャップが激しすぎて

これがギャップ萌えかと思わされたかもしれない。

初期からのメンバーであいみん同様色々な想いがあったと思うけど

夢の場所に立てて良かったと思う。

これからもその力強いプレイでバンドをしっかりがっちり支えて欲しい。

 

・彩沙さん

唯一未経験から初めているという事もあり、MCでも言っていたけど

その苦労や苦悩は私の想像よりも遥かに重く深い物だったと思う。

それを跳ね返す努力は相当な物だろう。

だから、未経験なのにここまでできるなんてすごい、という見方はしたくない。

でも、私が感じた感想は十分だと思った。

伸びしろも一番あると思うし、それに盛り上げ方もとても上手だった。

唯一彩沙さんにだけ直接武道館がんばってと言えていたので

最高の物を見せてくれてありがとう、と伝えたい。

 

・はっしー

アイドルをしているはっしー、お姉さん的にバンドをまとめるはっしー、

かっこよくビートを刻んでいくはっしー、

MCや素の状態での気が抜けた感じのはっしー。

どれが本当の大橋彩香さんなのか私には解らなくなる。

ただ、仕事量を考えるとやばいと思うのに

それを平然とやってのけて(いるように見え)るのは信じられない。

私の中では超人である。

流石にステージ慣れしているな、と感じる堂々としたステージ捌き。

歌声も素敵だし欠点がない。

じゃあソロの大橋彩香はどんななのだろう?と

興味が湧いてきてしまうのも致し方がない事だ。

ちゃんとバンドのドラマーになっている辺り流石だし

ここにいるのはやっぱりポピパのはっしーなんだと強く感じた。

 

不満点的なもの

大きな不満点はなかったが

物販ではライブのシンボル的なTシャツはもうちょっと用意しておいてもらえると良かったかなぁとは思った。

また、メンバーのミスではなく恐らく機械的な物だと思うが

一部音声や歌が聞こえにくくなる場面がありちょっと残念だった。

ただ、最高のライブの中ではほんの些末な物に過ぎなかった。

 

コール等に関してもそんなに気にならなかったが

PPPHは破滅的に合わないと感じた。(フワフワ?みたいなのも全く合わない)

同じくセンスが感じられないクラップもなんだかなぁと思ったが

どこのクラップが良くてどこがダメなのかとは言えないので

個人的な嗜好、ということにしておこう。

映像を見た時から感じていたが

思ったよりは普通にバンドのライブ然として楽しめたように思う。

 

最後に

バンドリ!の事を軽く見ていたわけではないが

平日に武道館でライブをやってしまえる、しかも先行だけで売り切れてしまうというのは驚きだった。

でも、ライブを見て彼女たちは十分にすごいし

アニメ界だけでなくガールズバンド界にも何か新しい風を吹き込む存在になれる、

もしかしたらもうなっているかも?と考えると

バンドリ!というプロジェクトはものすごく壮大な物なのかもしれないと思い始めた。

比較する対象はなく唯一無二の存在で、

強いて言えばライバルは同プロジェクト内のRoseliaしかいないと考える。

そんな彼女たちの、バンドの聖地である武道館の公演を見られて

とても幸せだった。

 

 

・8/26 誤字脱字修正